保険
医療保険 🏥
アメリカは医療費がかなり高額で、マイナーな治療でも高額請求となる可能性があります。またアメリカは、日本のような国民保険制度がありませんので、公的医療保険制度の対象に該当しない場合は、民間の保険に加入するしかありません。短期留学など、短期間アメリカに滞在する場合は、日本の保険会社が提供する海外保険プランの加入で十分ですが、長期滞在の場合は、アメリカの保険に加入することをオススメします。こちらではカリフォルニアの医療保険の加入条件、仕組みや保険用語をご紹介します。
医療保険の種類
カリフォルニアの医療保険は3種類の加入方法があります。
1.団体保険
勤務先の企業が提供している団体保険に加入する方法で、アメリカに転勤した駐在員の方は一般的にこちらに加入します。
2.民間保険
個人で民間の保険会社が提供する保険プランに加入する方法です。多くの方は、個人で保険プランに加入することが多いです。長期でLAに滞在される方は個人で保険に加入することをオススメします。
TIP
個人保険プランはCovered Californiaと呼ばれる医療保険市場で保険会社のプラン比較が出来ます。詳しくは、Covered Californiaのホームページをご確認ください。
Covered California
のホームページはこちら
3.国や州が運営する保険
国と州が運営する保険はMedicaid
とMedicare
の2種類があります。Medicare
は65歳以上の高齢者向け、Medicaid
は主に低所得者向けの保険プログラムです。また、Medicaid
は州によって名称が異なるため、カリフォルニア州はMedi-Cal
プログラムと呼びます。Medi-Cal
は、カリフォルニア在住で保険プログラムの加入条件に該当すれば、無料または低価格の医療保険を提供しています。
保険ネットワーク
民間保険
に加入する場合に注意しなければならないのが、保険のネットワークです。ネットワーク外の医療機関を利用、つまり加入中の保険プランが契約を締結している医療機関を利用しないと保険が適用されない、もしくは医療費の自己負担額が増える可能性があります。保険プランによって、こちらのネットワーク
に関するルールも異なるので、各プラン内容について把握しておくことが大事です。また英語でこのネットワークはIn networkあるいはOut of network
といいます。
PPOプラン
PPO
プランは、ネットワーク内や外に問わず保険は適用されますが、ネットワーク外の医療機関を利用すると自己負担額が増えます。HMOプラン
HMO
プランは、ネットワーク内の医師の中から自分の主治医を選択し、基本的には必ずその主治医を通して診療を行います。また、他の専門医師からの診療が必要な場合でも、自分の主治医をまず通す必要があります。HMO
プランはPPO
プランに比べて自己負担額も少なく、保険料も安いことが多いです。
CAUTION
HPOはネットワーク内の主治医をつけるため、ネットワーク外の医療機関を利用した場合は、緊急時以外は保険が適用されないことが多いです。
POSプラン
POS
プランはPPO
とHMO
を合わせた形のプランです。ネットワーク外の医療機関も利用可能ですが、その医療機関が保険プランとの契約がないため、自己負担額が増えます。また、POS
プランの契約内容はHMO
プランと似ているのも特徴です。EPOプラン
EPO
プランはネットワーク内の医療機関であれば自由に選べますが、ネットワーク外の医療機関の場合は保険が適用されません。ただし、ネットワーク内の医療機関の選択肢は豊富です。
知っておくべき保険用語集
ここまでアメリカの保険の種類や仕組みについてご説明してきましたが、実際にプラン加入する際は様々なことを考慮しなくてはなりません。以下は、頻繁に登場する保険用語の一覧です。加入プランを比較し検討する際は、プラン名の説明などにも出てくる保険用語を把握した上で、より良いプランを選ぶようにしましょう!
Annual deductible
Co-insurance
Co-pay
Coverage
Covered California
EPO
HMO
In-network
Medicaid
Medi-Cal
Medicare
Network
Out-of-network
Out-of-pocket maximum
POS
PPO
Premium
Prescription drug
TIP
Medi-Calについて、California Department of Health Care Servicesが説明資料を公開しています。Medi-Calに関する詳細説明は公式資料をご確認ください。
主な医療保険会社 (アメリカ)
自動車保険 🚚
LA生活は車の移動が非常に多いです。また、LAは全米都市の中でも車の交通量が多いため、渋滞が頻繁に発生し、事故件数も多いです。万が一の場合に備えて、自動車保険に加入することをおすすめします。現地では日本語サポートが可能な保険会社も多いため、事故時の対応の早さなど、慎重にメリット・デメリットを考えて保険会社を選びましょう。